
48年 増収増益(2009年参考)という脅威的な健全さを持つ伊那食品工業(長野県伊那市)。さすがにリーマンショック後は落ち込んだものの、直近では売上高は回復、経常利益は七割近く増益している。
いったい何を実践すればこれだけの業績を残し続けることができるのであろうか。
書籍のタイトル通り、目先の利益だけにとらわれることのない「年輪経営」あるいは「百年経営」という経営の本質部分を抜本的に革新していかなければならないのであろう。
経営である以上、一定の利益を出し、会社を存続させなければならない。
非常に腹に落としずらい言い方になるかもしれないが、変えてはならない会社の本質的な理念をしっかりと守りながら、変えるべき部分はどんどん革新していく。つまり組織の新陳代謝をよくし、バランスのとれた筋肉質の企業体質にしていくことが必要不可欠なのであろう。
そのためには変化に強い、イノベーションを起こせる人材がいなくてはならない。それ以前に経営側がそういった人材の集合体でなければならない。
変化に対応していけない組織では百年どころか、数十年もつかどうかであろう。
変えるべきものと変えてはならないもの。
この見極める力が益々欠かせない時代になった気がする。

